美濃和紙とは、岐阜県美濃市を中心に作られている和紙で、
日本の三大和紙の一つに数えられています。
本美濃紙、美濃手すき和紙、美濃機械漉き和紙の三種類あり、その中でも本美濃の手すき技術は2014年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
和紙としての特徴は、薄くムラがないため軟らかく繊細で、強靭な耐久性も兼ねそろえています。薄くて丈夫という特徴を生かし、
障子、襖、屏風、掛け軸などのような伝統的なものから、
照明器具やインテリア、小物品など日用品まで幅広く使われています。
また、2021年に開催される東京五輪の表彰状には
美濃手すき和紙が採用されています。